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奈良市をぶらり旅193 その1 ~春日山原始林 妙見宮・首切り地蔵編~

2023/11/27
奈良市
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奈良市をぶらり旅 ~過去の記事一覧~


2023年11月26日、奈良公園の東方にある春日山原始林(かすがやまげんしりん)に
行ってきました。

春日山原始林は、世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つです。
市街地に近接して原生林が存在することは極めて珍しいことから、
特別天然記念物にも指定されています。

今回は7年ぶりに、春日山遊歩道を歩いてきました。
奈良公園の南東にある登山口から、春日山原始林の中を歩きながら、
若草山(わかくさやま)の山頂を経由し、春日大社の水谷神社(みずやじんじゃ)を
目指すコースです。なお私の場合、所要時間は約4時間でした。
HP:奈良市観光協会
マップ:奈良市観光協会


JRの奈良駅から市内循環バス(内回り)に乗車し、
春日山遊歩道入口の最寄りのバス停である破石町(わりいしちょう)バス停へ向かいます。
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破石町バス停
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頭塔(ずとう)
破石町バス停からは頭塔を見ることができます。頭塔は奈良時代の建造物で、
1辺30m、高さ10m、7段の階段ピラミッド状の構造となっており、
東西南北の各面に石仏を配置しています。
遣唐使船に乗船した奈良時代の僧・玄昉(げんぼう)の首塚だと伝えられています。
参考:奈良市をぶらり旅61 その2 ~頭塔~
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破石町バス停のすぐ近くにある高畑(たかばたけ)交差点を東へ進み、
春日山遊歩道の入口を目指します。
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さすが奈良と思わせる風景。高畑の住宅街にも、鹿さんが生息しています。
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街中で鹿さんが歩いていても、平然としている住民。
これが奈良の日常です。
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春日山遊歩道入口
破石町バス停から徒歩13分ほどで、春日山遊歩道の入口に到着です。
まずは、原始林の中にある妙見宮(みょうけんぐう)を目指します。
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春日山原始林は9世紀から狩猟や伐採が禁じられ、「神山」として守られてきました。
しかし国内外来種のナギと、国外外来種のナンキンハゼの本数が増えて、
日照や養分などの問題があり、近年は原始林が衰退しています。
そこで、最近は試験的にナギやナンキンハゼの伐採や
鹿のエサとなるドングリなどの実がなるシイやカシの植樹が行われています。
HP:春日山原始林を未来へつなぐ会
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春日山原始林は、世界遺産・春日大社の境内でもあります。
ちなみに「春日山」という名の山は存在せず、春日大社の背後にある御蓋山(みかさやま)・
花山(はなやま)・芳山(ほやま)の総称を「春日山」と言います。
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特に御蓋山は、春日大社の主祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が
常陸国(むつのくに・今の茨城県)の鹿島神宮(かしまじんぐう)から白鹿に乗って、
山頂に降り立ったと伝えられていることから神域とされており、一般者は立ち入ることはできません。
■春日大社についてはこちら
参考:奈良市をぶらり旅74 その1 ~春日大社 参道編~

大杉
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市街地のすぐ近くだというのに、これほどの自然が見られるのは奈良以外に無いと言っても
過言ではありません。
朝に来ると、小鳥の鳴き声やキツツキのドラミングなどを聴くことができます。
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紅葉も見頃を迎えていました。
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春日山遊歩道はほぼ平坦な道が続き、坂道も緩やかな区間がほとんどです。
標識が所々に設置されているので、迷う心配も少ないです。
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ただし春日山遊歩道と平行して、柳生街道(やぎゅうかいどう)とも呼ばれる
滝坂の道(たきさかのみち)があるので、間違えないようにしましょう。
春日山にある滝坂の道は、石畳になっているのが特徴です。
参考:奈良市をぶらり旅140 その1 ~柳生街道・滝坂の道Ⅰ 忍辱山編~
参考:奈良市をぶらり旅140 その3 ~柳生街道・滝坂の道Ⅲ 春日山編~
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妙見宮(みょうけんぐう)
破石町バス停から約1時間。妙見宮に到着です。妙見宮は春日山原始林にあるお寺で、
「春日山教会」とも呼ばれていたそうです。日蓮宗(にちれんしゅう)の開祖である日蓮上人の
南都遊学(なんとゆうがく)を記念して建立されたと伝えられています。
ちなみに「南都」は、「奈良」のことです。
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不動堂(ふどうどう)
昭和時代初期には近畿一円に教線を広げ、昼夜を問わず参道は参詣者で賑わっていたそうです。
しかし第二次世界大戦で信徒が離れ離れになって以降、参詣者が減っていったようです。
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鬼子母神(きしもじん・きしぼじん)堂
鬼子母神は、毘沙門天(びしゃもんてん)の眷属(けんぞく)である
夜叉神(やしゃじん)の妻だそうです。
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鬼子母神堂からさらに石段を上っていきます。
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妙心堂(みょうしんどう)
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最上位経王大菩薩(さいじょういきょうおうだいぼさつ)
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本堂
本尊は久遠の本師釈迦牟尼佛(くおんのほんし しゃかむにぶつ)。
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三本杉跡(さんぼんすぎあと)休憩所
妙見宮を参拝したら、再び春日山遊歩道を歩きます。
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途中、右側に地獄谷園地(じごくだにえんち)への道があります。
坂道を下ったらトイレがあるので、そこで休憩します。
ちなみに破石町バス停から、ここまでの所要時間は約1時間半でした。
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首切り地蔵
こちらが春日山の地獄谷園地にある首切り地蔵。
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江戸時代初期の武士である荒木又右衛門(あらき またえもん)が試し斬りしたと
伝えられています。
なお、地蔵自体は鎌倉時代のものと考えられています。
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奈良市をぶらり旅193 その2 ~春日山原始林 鶯の滝編~」に続く。

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