近鉄田原本線100周年記念イベント その3 ~大輪田・新王寺・黒田~

近畿日本鉄道
10 /18 2018
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前回の「近鉄田原本線100周年記念イベント その2 ~箸尾・池部・佐味田川~」の続き
(2018年10月14日)。


前回に引き続き、近鉄田原本線100周年記念イベントについて、ご紹介します。

大輪田駅(おおわだえき)
大和川(やまとがわ)の沈下橋を見たら、再び田原本線に乗ります。
ここは北葛城郡(きたかつらぎぐん)河合町(かわいちょう)にある大輪田駅です。
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ホームは1面2線で、行き違いができる駅です。
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1889年(明治22年)に河合村が発足するまで、この辺りは大輪田村と呼ばれていました。
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新王寺駅(しんおうじえき)
大輪田駅から1駅移動して、田原本線の起点である新王寺駅に到着です。
ここは北葛城郡王寺町(おうじちょう)です。
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1890年(明治23年)に、初代・大阪鉄道が奈良駅 - 王寺駅間(今のJR大和路線)を開業し、
その後、1918年(大正7年)に大和路線が新王寺駅を開業させました。
こちらの駅の方が後発でしたので、駅名には「新」を冠しています。
ちなみに、信貴生駒電気鉄道が開業した今の生駒線(いこません)の王寺駅は
さらに後の1922年(大正11年)に設置されました。
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新王寺駅の外観
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王寺駅
新王寺駅のすぐ近くには、JRと近鉄生駒線の王寺駅の改札があります。
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王寺駅に隣接する「りーべる王寺」の東館5階では、鉄道模型の走行展示がされていました。
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近鉄だけでなくJR(旧・国鉄)についての展示もされていました。
1890年(明治23年)、奈良県で初めて鉄道が開通したのは、王寺 - 奈良間でした。
当時の王寺村(1926年に町制施行)には王寺停車場が開業し、
信貴山(しぎさん)への参詣道であることから商店街も広がっていきました。
王寺町は鉄道とともに発展してきた町です。
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現在、王寺駅はJRの駅としては奈良県最大のターミナル駅で、
大和路線(関西本線)と、和歌山線の2路線が接続しています。
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おそらくこのプレートは常設展示だと思います。
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王寺町のマスコットキャラクター「雪丸(ゆきまる)」
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なつかしの写真パネルの展示
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プラレールで遊ぶ子どもたち
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この日、田原本線100周年記念イベントの一環として、
新王寺駅と大和西大寺駅(やまとさいだいじえき)を往復する貸切列車が運行されました。
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今年2018年7月18日に登場した復刻塗装車両第二弾。
1970年代半ばまで田原本線で活躍した600系塗装色の車両です。
車体がダークグリーン一色に統一されているのが特徴です。
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田原本線100周年記念プレートには、大和鉄道の社章が描かれています。
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11時49分、貸切列車が新王寺駅を発車しました。
この後、西田原本駅でスイッチバックして、橿原線(かしはらせん)に入り、
大和西大寺駅で折り返し、再び新王寺駅に帰ってきます。
私は貸切列車を見送ることにしました。
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田原本駅近くの踏切
大和西大寺駅を折り返して橿原線を走る復刻塗装車両。
田原本線に進入する直前です。
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ポイントを通過し橿原線を逆走。
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橿原線を逆走する復刻塗装車両。
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そのまま分岐点を右へ行き、田原本線に進入していきました。
ちなみにこのまま直進すると田原本駅です。
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黒田駅(くろだえき)
最後に田原本線の黒田駅をご紹介します。
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この地は中世まで城下郡(しきのしものこおり・磯城の下郡)黒田郷、
近世では式下郡(しきげぐん)黒田村と呼ばれていました。
1889年(明治22年)の町村制の施行により都村(みやこむら)となり、
その後、1956年(昭和31年)に田原本町、多村(おおむら)、川東村(かわひがしむら)、
平野村(ひらのむら)と合併し、今の田原本町が誕生しました。
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ちなみに橿原市(かしはらし)の飯高(ひだか)・大垣(おおがき)・豊田(とよだ)・
西新堂(にししんどう)・新口(にのくち)と、
天理市(てんりし)の檜垣(ひがい)・遠田(とおだ)・海知(かいち)・武蔵(むさし)は
当時、田原本町の大字(おおあざ)でした。

黒田駅の外観
この周辺はかつて第7代・孝霊天皇(こうれいてんのう)の宮・廬戸宮(いほどのみや)が
存在したと伝えられています。
孝霊天皇には、桃太郎伝説のモデルとなった吉備津彦命(きびつひこのみこと)と、
稚武彦命(わかたけひこのみこと)という皇子がいました。
そのためこの地は、桃太郎誕生の地と言われています。
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黒田駅周辺については、下記のページにまとめています。
参考:田原本町をぶらり旅Ⅳ ~桃太郎生誕の地・廬戸宮~


スタンプラリー
田原本線1dayフリーきっぷを駆使して、みごとスタンプをコンプリートしました。
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景品は大和鉄道時代の切符のレプリカです。
ちなみに切符に記載されている「4月26日」は、田原本線(大和鉄道)の開業日です。
なおスタンプラリーを制覇した人には、プレゼント抽選会もありましたが、私はハズレでした。
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【オマケ】
橿原線を走る橿原神宮前行き急行
今年2018年は田原本線、生駒ケーブルが100周年を迎えましたが、
近い将来、2021年にはこの橿原線が100周年を迎えます。
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橿原線は奈良盆地を南北に縦断するとても重要な路線です。
1921年(大正10年)に、近鉄の前身である大阪電気軌道が畝傍線(うねびせん)として、
西大寺駅(さいだいじえき) - 郡山駅(こおりやまえき)間を開業。
1922年(大正11年)には、平端駅(ひらはたえき)まで延伸し、
翌年1923年(大正12年)に橿原神宮前駅まで延伸し、全線開業を果たしました。


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